ロンドン。穏やかに引退生活を送るトニー。ある日、見知らぬ弁護士から手紙が届く。あなたに日記を遺した女性がいると。その女性とは40年も前の初恋の人ベロニカの母親。遺品の日記は学生時代の親友エイドリアンのものだった。なぜ彼女の元にその日記があったのか?そこには一体何が書かれているのか?長い間忘れていた青春時代の記憶、若くして自殺した親友、そして初恋の秘密―。ついにベロニカとの再会を果たすトニーだったが、思いもかけず自身の記憶は大きく揺らぎ始めるのだった…。(C)2016 UPSTREAM DISTRIBUTION, LLC
出典元:Amazonプライム・ビデオ「ベロニカとの記憶(字幕版)」から引用
監督 リテーシュ・バトラ
主演 ジム・ブロードベント, ハリエット・ウォルター, ミシェル・ドッカリー
【感想・レビュー】
前半は、テンポが悪く、そこそこ退屈。
主人公は、悪い人ではないけれど、周りの人たちの気持ちをこれっぽっちも理解してない、バツイチじいさん。若い頃の苦い失恋を回想しつつ、昔の恋人との再会にウキウキ能天気なご様子。見ているこっちは、なんとなくその様子にイライラ。
とはいえ、イギリスらしい皮肉ぽいユーモアが軽く笑える。暇つぶしにはちょうどいい映画かな程度に思っていた。
が、後半になって、その失恋相手シャーロット・ランプリングが出てきてから、一気に引き込まれる展開に。じいさんが回想してた素敵な過去の記憶が、実は…!!
ラスト、衝撃の事実に唖然。まさか、こんなオチになるとは、びっくり。
人間の記憶なんて、あてにならない。
いい映画。
『終わりの感覚』というイギリスの小説が原作。