『ドニー・ダーコ』で、全米において物語の謎解きや登場人物の背景物語が紹介されたオフィシャル・ウェブサイトが圧倒的な支持を集めたリチャード・ケリー監督。
出典元:Amazonプライム・ビデオ「運命のボタン (字幕版)」から引用
監督 リチャード・ケリー
主演 キャメロン・ディアス, ジェームズ・マースデン, フランク・ランジェラ
【感想・レビュー】
ある夫婦の元に謎の箱が届く。中には、ボタンが入っていた。次の日、顔に傷のある怪しい男がたずねて来る。男は、そのボタンを押せば100万ドルもらえると妻に伝える。ただし、それと引き換えに、見知らぬ誰かが死ぬとも。主人公たちはどのような選択をするのか……。
タイトルと宣伝のイメージなどからシリアスな人間ドラマかと思っていたが、世にも奇妙な物語のようなB級SFミステリーだった。個人的には、なかなか好みのテイスト。
ただ、物語の深さよりも、ラストのオチを楽しむタイプのエンタメ設定なストーリーなのに、やけに真面目ぶった重い演出なのが、多少の違和感。
でも、ドニー・ダーコの監督と知って、納得。あれもB級ぽい不思議な話を深い雰囲気で描いてたな。
原作となっている、リチャード・マシスンの短編小説「死を招くボタン・ゲーム」とトワイライトゾーン版「欲望のボタン」についても調べたら、オチがそれぞれ違っているようだ。全部見てみたい。