ムーミン谷を抜け出し、南の海へとバカンスにやってきたムーミン一家。わくわくした気分もつかの間、フローレンとムーミンパパはすっかり貴族の豪華で贅沢な暮らしの虜になってしまう。そんなふたりに腹を立てたムーミンとムーミンママは、ホテルから飛びだしてしまい・・・。果たして、ムーミン谷にみんなで戻れるのか?Rating G (C) 2014 Handle Productions Oy & Pictak Cie (C) Moomin Characters (TM) All rights Reserved
出典元:Amazonプライム・ビデオ「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス(吹替版)」から引用
監督 グザヴィエ・ピカルド
主演 高山みなみ, かないみか, 大塚明夫
ビーチリゾートで、ゴージャスなホテルに泊まり、セレブな人々と交流するムーミンたちの珍道中。全然楽しくなさそうなのが面白い。金持ちセレブの贅沢文化に対する批判的でシュールなストーリーに爆笑。
例えば、ムーミンたちを金持ちの貴族だと思っていたセレブがムーミンたちが実は金持ちじゃないと知って「ほんもののボヘミアンだ!すばらしい!自分もそうなりたい!」と喜んでる。なんとか自分も貧乏生活をしようとするが、すぐに挫折する。
クライマックスでは花火が上がり、普通の映画なら、みんなで喜んだりするいいシーンになりそうなところ、犬は怖がって隠れるし、ムーミンママとムーミンは不機嫌全開。そもそも、酔っ払って調子にのったムーミンパパが勝手にうちあげたので、ほかの観光客らもとまどっている。
結局、ゴージャスな旅より、かわりばえのないお家で、のんびりぐだぐだするのが一番楽しいということを改めて思い出させてくれる。まあ、みんなで「あのときは最悪だったね」とかおしゃべりするのも案外楽しいけどね。
ちなみに日本語吹き替え版はさまぁ~ずも声で出演している。ふざけず、真面目にやっているのがシュールでムーミンの世界観にあっている。