喧騒、強盗、歌、タップダンス、暴力。山高帽の反逆児アレックスは、今日も変わらず最高の時間を楽しんでいた ― 他人の犠牲の上にのみ成り立つ最高の時間を。モラルを持たない残忍な男が洗脳によって模範市民に作りかえられ、再び元の姿に戻っていく。 Rating R-15 (C) 1971 Warner Bros. and Poloria Productions Inc. (C) 1971 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
監督 スタンリー・キューブリック
主演 マルコム・マクドウェル, パトリック・マギー
おしゃれなファッションとインテリアに囲まれた、エキセントリックかつハイセンス極まりない映像。
そして、電子音で奏でられるヴェートーベンなどやはりこちらも奇抜でかっこいい音楽。
イギリスの小説を原作にした、シュールで理不尽なSFヤンキー物語。ブラックユーモアと辛辣な社会風刺。とにかく見はじめたら、最初から最後まで、目が離せない展開。
キューブリックだけあって、ラストだけは小説とは違っている。個人的には映画のオチの方が好み。
どんな事情があったとして、他人の人生を支配したりコントロールするのは絶対悪。ましてや、政治や金儲けに利用するなどもってのほか。