ディーンとシンディ夫婦は娘のフランキーとの3人暮らし。長年の勉強のすえ資格を取り、看護師として忙しく働く妻シンディの一方、夫のディーンの仕事は朝からビールを飲みながらのペンキ塗り。もっと自分を高める努力をして、きちんとした仕事に就いて欲しいとシンディは夫に対して思っているが、最低限の仕事をして少しでも多くの時間を家族と過ごすことが一番大事だというディーンとの溝は深まるばかり。ふたりの出会いは、シンディが医学生、ディーンは引越しのアルバイトで生計を立てていた頃。不釣り合いな二人だったが、ディーンのどこか飄々とした生き方と明るさにシンディは惹かれていった。若く夢があり、お互いに相手に夢中で毎日が輝いていた幸せな日々… そんなふたりの過去と現在が交錯しながら、愛の終わりと誕生が重なり合う、切ない慟哭のラストへと向かっていく。
出典元:Amazonプライム・ビデオ「ブルーバレンタイン (字幕版)」から引用
監督 デレク・シアンフランス
主演 ライアン・ゴズリング, ミシェル・ウィリアムズ
【感想・レビュー】
出会ったばかりの頃は、初々しいカップル。
様々な試練を経て、結婚。
でも、年を重ねるうちに心が離れてしまっていた。
まずなによりも、ライアン・ゴスリングのおっさん化に衝撃。
ハゲ頭で、ださファッションの冴えない夫を演じている。
とはいえ、子煩悩だし、女には絶対手を上げない。それどころか、まさかの事実が後半判明。いい人すぎて泣ける。
地味だが、リアルな人間描写。役者陣の演技力がすばらしい。
幸せだった若い頃の回想シーンと、すれ違っている現在のシーンが交互に入る構成で、ストーリーの盛り上げ方がうまい。
ラストもいい。
いい映画。